7月11、12日の2日間にわたり山城総合運動公園で京都選手権が開催された。100m9秒台の記録保持者である桐生祥秀を筆頭に、多くのトップ選手を輩出してきた洛南高校や、2019年女子100mHランキング4位の田中祐美(立命館大学)、七種競技のヘンプヒル恵(アトレ)の2020年度初戦となるこの大会に注目が集まった。
選手、スタッフ以外の観戦は認められず、入場者にも検温と消毒、健康チェックシートの提出や、競技役員のフェイスシールドやマスクの着用の義務付けという厳しい感染症対策の中で競技は行われた。
大会初日には藤原孝輝(洛南高・3年)が110mHに出場し、14秒17(−0.2)の記録で優勝した。

2019年は怪我でシーズンのほとんどで大会に出場できなかったヘンプヒル恵(アトレ)が100mHに出場し、同種目を専門種目とする田中祐美(立命館大学)と競り合った。予選は13秒60(−0.1)の記録で田中が先着したが、決勝では13秒58(+0.4)という記録でヘンプヒルがこの種目を制した。
ヘンプヒルは7月23日から26日まで駒沢オリンピック公園で開催される東京選手権の七種競技に出場予定で、去年の怪我からの完全復活が期待される。
