東京五輪への道は開けるか! 女子4×100mリレー代表、世界リレー参加標準記録突破を目指しトライアルレースに挑む!

悲願の東京五輪出場を目指す、陸上女子4×100mリレー代表にとっては最後のチャンスになるかもしれない。
4月10日から二日間に渡り島根県立浜山公園陸上競技場で行われる第75回出雲陸上の初日に、インドネシア代表を招待してのトライアルレースが組み込まれた。 ここで43秒90の参加標準記録を突破し、5月1日よりポーランドで開催される世界選手権への出場権を獲得出来なければ、その後にリレーの組まれる可能性のある大会が皆無という事も有り、東京五輪への道はほぼ閉ざされる事になる。

当日のリレーメンバーの発表はまだ明らかになっていないが、翌日のグランプリレースにエントリーのある選手から、先月28日に宮崎で行われた世界リレー代表選考会の結果を踏まえ、コンディションの整っている選手を起用するものと思われる。

直近で日本代表が組まれたのは昨年10月にヤンマースタジアムで行われた木南記念で、44秒00を記録したメンバーは、1走湯淺佳那子(三重県スポーツ協会)2走兒玉芽生(福岡大)、3走齋藤愛美(大阪成蹊大)、4走鶴田玲美(南九州ファミリーマート)。
ここに、代表選考会で11秒56をマークして好調な青山華依(甲南大)、やはり選考会で11秒71をマークして3着に食い込んだ石川優(青山学院大)の二人が候補に加わってくるだろう。
1走に選考会100mで11秒66をマークして2着と復調してきた齋藤、2走にエース格の兒玉、3走に曲走路が上手く200mに強い鶴田、4走に成長著しい青山で組む事が出来れば理想的で、2011年のGGP川崎で北風沙織、高橋萌木子、福島千里、市川華菜のメンバーでマークされた43秒39の日本記録も充分に目指せるが、シーズン早々好調な滑り出しを見せた青山、斎藤に比べて、昨年大きく記録を伸ばしチームの核とも言える兒玉、鶴田の二人が、代表選考会では本調子からは程遠い精彩を欠く内容に留まっていたのは気懸りな点だ。 特に兒玉は200mの最後の直線ではどこかに違和感が生じたのか大きくスピードをを緩めていたので、ここへ向けてどこまでコンディションが戻せているか。不安を抱えているようであれば、爆発力のある石川の起用も有り得るのではないだろうか。

女子の4×100mリレーで日本代表が今回突破を目指すターゲットタイムの43秒90は、2016年5月にリオ五輪出場を目指した北京ワールドチャレンジでの43秒81(メンバーは土井杏南、市川華菜、世古和、福島千里)を最後に5年間記録されておらず、それどころか44秒を切るタイムもマーク出来ていない。 44秒の壁を久々に突破して世界リレーの出場権を手にし、東京五輪出場の夢を繋ぐことが出来るのか。4月10日16時、決戦の時を迎える。

文/芝 笑翔

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