第100回関東インカレ三日目、フィールド種目で素晴らしい偉業が成し遂げられた。
女子1部三段跳決勝は、1回目の跳躍で中津川亜月(横浜国大2年)が12m75(追い風0,5m)でリードを奪うと、2回目に入り東京大学医学部に在籍する内山咲良(6年)が2回12m86(追い風2m)でトップに立った。その後この記録を上回る選手が現れないまま迎えた最終6回目、男子三段跳日本記録保持者の山下訓史を父に持つ、山下桐子(筑波大4年)が大ジャンプを見せたが12m79で届かず、内山の悲願の初優勝が決まった。東京大学陸上部に籍を置く(内山は医学部鉄門陸上部も兼部している)女子選手が関東インカレを制したのは長い歴史の中でも初めてとなり、節目の100回目の開催にふさわしく、その歴史のページに新たな1行が書き加えられる快挙となった。
この他のフィールド種目では、男子1部ハンマー投げの福田翔大(日本大3年)が大会新記録となる68m84で制した。
トラック種目では、五輪参加標準記録を突破して注目を集めている男子400mHの黒川和樹 (法政大2年)と山内大夢(早稲田大4年)が男子1部予選に出場し、共に無難な走りで決勝に駒を進めた。
男子10000m競歩決勝では2部の選手に好記録が続出、39分03秒93で優勝した古賀友太(明治大4年)以下4位までが2部の大会記録を更新、古賀は40分06秒89で1部を制した住所大翔(順天堂大4年)にも先着を果たす1部、2部の逆転現象となった。
トラック種目
男子3部10000m競歩 決勝
①山本隼汰(筑波大院①)42:54.69
②千菊智也(東大院①)47:37.59
※出場2名
男子2部10000m競歩 決勝
①古賀友太(明大④)39:03.94※2部新記録
②濱西 諒(明大③)40:12.38※2部新記録
③村手光樹(東学大③)40:57.08※2部新記録
④福井隆真(一橋大④)41:07.77※2部新記録
⑤吉川絢斗(東学大②)41:41.19
⑥清水海地(明大②) 42:37.79
⑦赤坂雄斗(育英大③)43:23.28
⑧近藤友紀(上武大③)43:55.28
男子1部10000m競歩 決勝
①住所大翔(順大④)40:06.89
②萬壽春輝(順大②)41:19.45
③柳橋和輝(国士大③)41:58.19
④服部悠平(順大①)42:41.54
⑤西林晴流(山学大②)42:42.60
⑥松本祐翔(山学大②)43:02.56
⑦末柄輝希(日大③)43:46.50
⑧久原崇遥(国士大②)43:59.97
フィールド種目
男子1部 ハンマー投 決勝
①福田翔大(日大③)68m84※大会新
②川合隆誠(順大③)63m32
③久門大起(日大③)62m61
④垂井祐志(日大①)60m28
⑤石川 諒(順大④)60m27
⑥小林裕季(筑波大④)60m08
⑦執行大地(筑波大②)59m66
⑧石坂奨真(順大③)59m54
男子3部 円盤投 決勝
①岩田知大(筑波大院②)45m02
※出場1名
男子2部 円盤投 決勝
①藤田 海(立大②)42m14
②窪田達也(上武大④)40m79
③矢野寛人(上武大①)39m53
④高久能宗(上武大②)38m44
⑤重田一稀(東経大④)36m98
⑥下山翔平(横国大③)36m69
⑦池場俊一(桐蔭大③)35m26
⑧小林 凌(東経大③)34m43
男子3部 やり投 決勝
①池川博史(筑波大院①)60m52
※出場1名
男子2部 やり投 決勝
①山崎 塁(上武大④)70m31
②中野龍星(東学大③)64m31
③望月 昴(上武大①)61m11
④津野海斗(ウェルネス大③)59m76
⑤加藤颯太(東理大④) 58m37
⑥近藤千晴(作新学大④)56m52
⑦鈴木理太(宇都宮大④)56m22
⑧佐々木陽(東経大③) 55m96
男子1部 走高跳 決勝
①渡辺 尚(東海大④)2m14
②平塚玄空(日大⑥) 2m14
③坂井宏和(東海大②)2m11
④髙橋佳司郎(日体大②)2m08
④柴田涼太郎 (筑波大③)2m08
⑥宮田 風(日大②)2m08
⑦藤井稜真(筑波大③) 2m08
⑧武田翔太(慶大②)2m05
女子1部 三段跳 決勝
①内山咲良(東大⑥)12m86(+2.0)
②山下桐子(筑波大④)12m79(+1.2)
③中津川亜月(横国大②)12m75(+0.5)
④中村紗華(順大④)12m51(+0.4)
⑤金子史絵奈 (青学大④)12m40(+2.1)
⑥宮本佳苗(日体大④)12m38(+1.3)
⑦野口ゆり愛(東女体大④)12m36(+1.6)
⑧佐伯舞子(筑波大②)12m31(+1.3)
文/ATHLETE News 編集部
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