日本インカレ熱闘譜 ピックアップ② 4年ぶりの自己記録更新で6m50の大台に乗せた女子走幅跳髙良彩花

髙良彩花が遂に6m50を跳んだ。
この種目の選手としては小柄ながら、フィジカル面でのハンデを補って余りある類まれな身体能力の高さで早くから将来を嘱望され、2017年の高校2年時から日本選手権を連破とその期待に応えてきた。
その後も一昨年の日本選手権で3度目の優勝を果たし、毎年のように6m30辺りの記録を安定して跳ぶ事は出来ているのだが、高校3年時に出場したアジアジュニア選手権で記録した6m44をなかなか更新することが出来ず、壁に突き当たっている感が拭えなくなっていた。勝ったり負けたりを繰り返していた秦澄美鈴(シバタ工業)は昨年の兵庫リレーカーニバルで6m65をマーク、その後オレゴン世界陸上の代表になるなど先を越され、水を開けられた格好だ。
三度日本選手権を制した選手として内心忸怩たるところもあっただろう。
自己記録を6m50の大台に乗せて一つの殻を破り、最高の形で最後の日本インカレを締め括った髙良の跳躍に今後どのような変化が見られるのか、同じように6m30前後の記録を繰り返しながら、その殻を破ってからは一気に世界陸上代表まで駆け上がった秦に追いつき、追い越すことができるのか、楽しみにしたい。

文/芝 笑翔 (Emito SHIBA)

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女子走幅跳決勝
①髙良彩花(筑波大④)6m50 +0.7※大会新
②藤田和音(日本女子体育大M②)6m06 +1.6
③下田有希(日本体育大③)6m03 +0.6
④吉岡里紗(中央大③)6m00 +2.0
⑤小玉葵水(東海大北海道④)5m99 +1.3
⑥岩坂真弥(日本女子体育大④)5m99 +1.4
⑦北田莉亜(関西学院大③)5m99 +1.0
⑧中尾優花(福岡大①)5m89 +1.3

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