5月5日にケーズデンキスタジアム水戸で行われる2023水戸招待陸上ではグランプリ種目として男女の100m、1500m、男女走高跳、棒高跳、砲丸投、女子走幅跳、男子三段跳、円盤投の計14種目が実施される。
最大の注目は男子三段跳に出場する、日本歴代3位の17m00を自己記録に持つ伊藤陸(スズキ)だ。伊藤も世界ランキングでの世界陸上出場に届くかどうかの微妙な位置に付けておりすべては今後の奮闘次第。
自己記録は一昨年の日本インカレ、昨年は7月の西日本インカレで16m85をマークするなど、まず順調に来ていたが、秋の日本インカレでは太ももに入念にテーピングが施された状態で試技を行っており、結果も16m30で優勝を逃している。
今季はまだ試運転の段階だが4月1日、2日に静岡県で行われた競技会に出場し走幅跳で7m53、三段跳で14m90とやや低調なリザルトが残っていて、コンディション面が心配される。
状態が上向いていれば、先日の織田記念で2位となったオーストラリアのA・ヒンソン、自己記録16m75を持つ池畠旭佳瑠(駿河台大)と優勝争いを繰り広げているだろう。
その他、男子100mは悪コンディションの織田記念で優勝争いに加わり、10秒27で4位に入るなど今季好調な竹田一平(スズキ)に10秒29のPBを持つ東福岡高校の黒木海翔が挑戦をする。2019年のドーハ世界陸上の4×100mリレーで銅メダル獲得に貢献した、白石黄良々(セレスポ)の復活にも期待をしたい。
女子は走高跳で今季1m85の自己ベストをマークしている高橋渚(メイスンワーク)が更に記録を伸ばし、1m90が見えてくるのかに注目したい。
文/芝 笑翔 (Emito SHIBA)
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